筆者が試用している5aには「Android 11」が搭載されているが、過去のPixelの傾向が今回も踏襲されるのなら、5aは「Android 12」を最初に受け取るデバイスの1つになる可能性が高い。Android 12には、新しい「Material You」デザイン、刷新された通知機能、Pixelシリーズ限定となる可能性もある、多くのカスタマイズ可能なオプションが含まれる。
YouTubeやNetflix、「Disney+」での動画視聴に問題はなかった。「Stadia」や「Xbox Game Pass」のゲームもうまく機能したが、レターボックス化され、全画面でプレイすることができないもの(特に「Xbox」のゲーム)もあった。同様の問題は「YouTube TV」でも発生した(ただし、通常のYouTubeアプリでは、この問題は発生しなかった)。
とはいえ、パフォーマンスは安定しており、良好なインターネット接続では確実にプレイすることができた。「Call of Duty: Mobile」などのローカルでプレイできる高負荷のゲームも概ね期待通りに動作した。
ただし、ステレオスピーカーは明瞭さに欠ける。大音量を出力できるが、最大音量での音質は、他のデバイスに比べると音の太さや豊かさで劣る。
5aのIP67等級の防水性能と防塵性能は、水やホコリから本体を保護するのに役立つはずだ。バッテリーは(3885mAhから4680mAhに)大容量化されており、付属の18WのUSB-C充電器を使用して急速充電することが可能だ。
筆者のテストでは、Pixelの急速充電は特に速いわけではなく、残量ゼロから21%に達するのに20分、50%に達するのに約47分を要した。「OnePlus Nord 2 5G」では、65Wの急速充電器を使用して、1時間で残量ゼロから70%まで充電することができる。
5aでは、ほぼフル充電の状態に達するのに、約2時間かかった。漠然としたパーセンテージではなく、具体的なバッテリーの残り時間などが通知トレイのバッテリーインジケーターに表示され続けるのは、嬉しい機能だ。
Googleは、バッテリーについて丸1日持続するとしており、筆者がこの数日間、限定的に試用していた結果から判断すると、その主張は正しいようだ。
Pixelではこれまで豊富なカラーバリエーションが提供されてきたが、おそらく世界的なチップ不足が原因で、5aは「Mostly Black」(筆者には、特定の照明環境で少し緑がかって見えた)の1色で展開される。Googleの製品管理担当バイスプレジデントのBrian Rakowski氏が報道陣に述べたところによると、これは「サプライチェーンの問題」が原因であるという。
Rakowski氏は、「業界全体でチップが不足している」と述べており、同氏によると、利用可能なチップの量が限られているため、さまざまな通信キャリアや小売業者を通して幅広く販売するにも関わらず、販売地域については限定せざるを得なくなったという。
「5aに関して、望んでいた量のチップを入手できなかったのは確かだ」(同氏)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力