Twitterは米国時間7月15日、「iOS」で利用できる音声ツイートに自動文字起こし機能を追加したことを明らかにした。音声ツイート機能は2020年にテストが開始されたが、アクセシビリティへの配慮がなされていないとの指摘もあった。
同社は、「ユーザーのフィードバックを取り入れ、作業を進めている。アクセシビリティ機能を改善するために、音声ツイートのキャプション機能を15日より段階的にリリースしている」とツイートした。「音声ツイートを録音すると、自動的にキャプションが作成され、表示される。キャプションをウェブで表示するには、『CC』ボタンをクリックしてほしい」(Twitter)
We took your feedback and we’re doing the work. To improve accessibility features, captions for voice Tweets are rolling out today.
— Twitter Support (@TwitterSupport) July 15, 2021
Now when you record a voice Tweet, captions will automatically generate and appear. To view the captions on web, click the “CC” button. https://t.co/hrdI19Itu6 pic.twitter.com/pDlpOUgV6l
Twitterは2020年夏に音声ツイート機能のテストを開始した。しかし、すべてのユーザーのニーズに配慮せずリリースされたとの指摘もあった。
Twitterは6月、「視覚や聴覚に障害を持つ人々をサポートせず、音声ツイートをテストしたことを申し訳なく思う。このようなサポートなく、この実験を始めたことは誤りだった。アクセシビリティは後付けであってはならない」とツイートした。9月には、「文字起こし機能を利用できるようにし、音声ツイートのアクセシビリティの改善に取り組んでいる」としていた。
Twitterのグローバルアクセシビリティ担当責任者Gurpreet Kaur氏は声明で、「まだ初期段階にあり、最初は完ぺきではないとわれわれも認識しているが、これは当社のサービス全体でアクセシビリティを拡大、強化するためにわれわれがたどる多くの段階の1つだ。真にインクルーシブなサービスを生み出すための取り組みを続けていくことを楽しみにしている」と述べた。
音声ツイート機能は、「Android」ではまだ提供されていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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