Twitterは米国時間6月22日、2つの新機能「Ticketed Spaces(チケット制スペース)」と「Super Follows」を試用する「少数のユーザー」を募集すると発表した。これらの新機能は、クリエイターによる収益化を促進する可能性がある。
Twitterはブログ記事で、これらの新機能を試用するユーザーの申請を米国で受け付けると述べた。Twitterアプリのサイドバーにある「Monetization」(収益を得る)をタップすることにより、申請が可能だ。Twitterは他のソーシャルメディアサイトと同様に、ユーザーが収益を得るための新しい手段を提供し始めている。それは、Twitterユーザーを同社サイト上につなぎとめる、さらなるコンテンツの生成を促す可能性がある。
Ticketed Spacesは、Twitterユーザーが独占的なライブ音声チャットを有料で配信できる機能だ。Twitterは、自社のライブ音声チャット機能を「Spaces(スペース)」と呼んでいる。Twitterユーザーは、ライブ音声イベントのチケットを1~999ドル(約110~11万円)で販売できる。スペースの主催者は招待人数を選択し、イベントの開始を参加者に通知できる。
もう一方のSuper Followsは、月額料金を支払うフォロワーに追加コンテンツを提供する機能だ。月額料金は、2.99ドル、4.99ドル、9.99ドル(約330円、550円、1100円)のいずれかから選択できる。
これらの機能は、広告以外の収益源をTwitterにもたらすものでもある。同社によると、ユーザーは、スペースのチケット販売とSuper Followsの月額料金による収益の最大97%から、AppleやGoogleのアプリ内決済手数料を差し引いた金額を手にすることができるという。Twitterは、両機能によるユーザーの総収益が5万ドル(約550万円)に達するまでは、3%の手数料しか徴収しないと述べた。5万ドルを超えると、その後の収益に対するTwitterの手数料は20%に上がる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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