KDDI傘下のIoT通信事業者であるソラコムは6月10日、セコム、ソースネクスト、ソニーグループ、日本瓦斯(ニチガス)、日立製作所、World Innovation Lab(WiL)の6社と資本提携を含むパートナーシップを締結したと発表した。同社のIoTプラットフォームのグローバル展開を加速させる。
同社は、IoTプラットフォーム「SORACOM」を提供しており、製造、物流、一次産業からコンシューマー製品に至るまで、1万5000超のさまざまな業界・規模の顧客に活用されているという。加えて、SORACOMの主力サービスであるIoTデータ通信サービス「SORACOM Air」は、2015年のサービス開始から約6年間で、総契約回線数は300万回線を達成しているとのこと。
同社では、創業当初から「世界にも通用する日本発のIoTプラットフォーム」を掲げており、海外市場の開拓に取り組んできた。さらに、さらなるグローバル展開を実現する成長戦略として、2020年にスウィングバイIPO(スタートアップが大企業のサポートを得て成長し、IPOを目指すこと)の検討を発表している。
また、KDDIおよび今回発表した6社とのグローバルビジネス協業を通じて、SORACOMの海外利用実績を拡大し、顧客フィードバックに基づいてサービスを拡充させるとしている。なお、すでに顧客であるニチガスとソースネクストとは、現在の協業を継続しながらグローバル展開を検討。他の企業とは、具体的な協業について議論を始めており、準備が整い次第、順次発表するとしている。
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