Googleは米国時間5月18日、同社の「Wear OS」とサムスンの「Tizen」を統合することを発表した。また、傘下のFitbitによるヘルスケアとフィットネスのサービスがWear OSに追加される。Googleは同社のウェアラブルエコシステムで最大規模のアップデートだとしている。
このアップデートは「Google I/O」の基調講演で発表された。
Googleとサムスンによって開発される統合プラットフォームは、従来比で最大30%高速なアプリの起動や、より長いバッテリー持続時間を実現している。すべてのデバイスメーカーがこのプラットフォームを利用し、カスタマイズしたユーザーエクスペリエンスを追加することができる。
またGoogleは、Wear OSにFitbitで最も人気のある機能を加えると発表した。これには1日を通じた健康状態の追跡や目標達成時にデバイス上で祝ってくれる機能などが含まれている。Wear OSを採用したプレミアムバージョンのFitbit製デバイスの開発も計画されているという。
新しいWear OSには、素早く操作できるようにする新しいナビゲーションシステムも搭載される。例えば、アプリの切り替えなどの機能へのショートカットなどだ。
またGoogleは、Wear OSで同社のサービスを提供し、エクスペリエンスを向上させようとしている。「Googleマップ」や「Googleアシスタント」が改善されるほか、「Google Pay」が新たに26カ国でサポートされるようになる。また「YouTube Music」が2021年中にWearで利用可能になり、外出中に音楽を楽しめるようにするスマートなダウンロード機能などを搭載する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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