続いて紹介されたのは日本発のスタートアップ、Algalexだ。代表取締役社長の高田大地氏は「きれいな川を保つために日本の食品工場は多大なコストと多大な労力を払って排水処理をしているが、それに対してのソリューションがある」と語る。
「われわれが食品工場から廃液をもらって藻を培養することで、DHA(ドコサヘキサエン酸)などの有価物を市場に提供できる。これを普及させることで工場の処理コストを低減し、循環から生まれた商品を市場に提供することで、5年後10年後にはサステナブルな概念が当然でクールだという社会を築いていきたい」
GREEN SPOONは自分に合った野菜やフルーツがスムージーやスープになって自宅に届くサブスクリプションサービスだ。
「忙しい人が健康になるために野菜やフルーツを食べるのは難しいという問いを解決するべく2013年にローンチした。野菜とフルーツがある生活を簡単に楽しく続けられるようにサポートしている」(Greenspoon代表取締役CEOの田邊友則氏)
パナソニックとスクラムベンチャーズの共同出資によって誕生したパナソニック発スタートアップのギフモが開発したのは、電気圧力鍋などによって通常の食事を柔らかく食べやすくする調理家電の「Delisofter」だ。
「(要介護者に)今まで通りの食事を出してあげたい、家族と同じ食事を取りたいという思いを叶える会社だ。従来は年齢や病気、障害を理由に食べることに問題を抱えている方は、原形をとどめないような食事を取っていた。DeliSofterを使うと、見た目と味を損なわずに家族と同じ食事を楽しむことができる。2020年7月に発売し、多くの喜びの声をいただいている。大企業の皆様とともに、食べる喜び生きる喜びを創造していきたい」(ギフモ代表取締役 森實将氏)
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