2021年第1四半期の記録的なアプリ売上高は、新型コロナウイルスのパンデミックが1年前に始まって以来、アプリの購入が急増したことを示している。アプリ市場分析企業のApp Annieによると、同四半期のアプリ総売上高は320億ドル(約3兆5400億円)で、ロックダウンの第1波が始まったばかりだった前年同期を40%上回った。
人々が外出を控え、モバイルゲームや動画ストリーミング、ソーシャルアプリを通じてより多くの娯楽を求め始めたため、消費者が2021年第1四半期に支出した額は、前年同期より90億ドル(約1兆円)増えたという。
「iOS」ユーザーは、「App Store」でアプリやゲームに210億ドル(約2兆3200億円)を支出した。これに対して、「Android」ユーザーは「Google Play」のアプリに約110億ドル(約1兆2200億円)を費やした。App Annieによると、両ストアの売上高はともに、前年同期比で40%増だったという。
一方、App StoreとGoogle Playでのダウンロード件数は、前年同期比10%増の310億件だった。
ゲームアプリは、パンデミックにおける最大の勝者だった。iOSユーザーはApp Storeで前年同期比30%増の130億ドル(約1兆4400億円)をゲームに費やし、AndroidユーザーはGoogle Playで前年同期比35%増の90億ドル(約1兆円)を支出した。
App Annieは、2021年通期ではモバイルゲームへの支出額が1200億ドル(約13兆3000億円)に達すると推算している。
Google Playでダウンロード数が顕著に伸びたカテゴリーは、ソーシャル、ツール、ファイナンスだった。iOSの場合、最も大きな伸びが見られたのはゲーム、ファイナンス、ソーシャルネットワーキングだった。iOSではヘルス&フィットネス分野のアプリも、前四半期比で25%増加したという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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