筆者はOnePlusが先頃発表した「OnePlus 9 Pro」について、同社が生み出した最高のスマートフォンだと考えているが、その価格に尻込みする人もいるだろう。標準モデルの「OnePlus 9」は、大型モデルのOnePlus 9 Proのように「Pro」という称号を与えられていないものの、OnePlus 9 Proの特に期待できる機能をすべて搭載しているうえ、価格も低く設定されている。
超高速なパフォーマンスから高性能なバッテリーまで、素晴らしい機能群を備えており、日常的に使用する分には非常に堅実なスマートフォンに仕上がっている。確かに、サムスンの「Galaxy S21 Ultra」や「iPhone 12 Pro Max」のような派手な機能はないかもしれないが、OnePlus 9の価格はそれらのスマートフォンよりもはるかに手頃な729ドル(約8万1000円)となっており、多方面で優れた価値を提供する。世界最高峰のスマートフォンを求めているというのでなければ、ぜひ検討すべき素晴らしい製品だ。米国では3月26日から出荷が始まっているとみられ、先行予約をした人には、「OnePlus Buds Z」イヤホンがおまけとして提供される。
OnePlusは、2種類の新型スマートフォンに加えて、「OnePlus Watch」も発表した。米国では4月14日より先行予約の受付が始まる。
以下で、OnePlus 9が、今購入するのに最もおすすめなOnePlusスマートフォンである理由を5つ紹介していこう。
OnePlus 9のバッテリーはOnePlus 9 Proと同じ容量だが、持続時間は9 Proよりもかなり長いことに気づいた。その理由はおそらく、ディスプレイの違いだろう。OnePlus 9のディスプレイは6.55インチ、2400×1080ピクセルで、9 Proよりもわずかに小さく、解像度も低い。つまり、点灯するピクセルが少ないので、バッテリーの消費も少なくなる。米CNETによるバッテリー消耗テストでは、OnePlus 9は何と23時間も動作し続けた。これは、Galaxy S21 Ultraと同等であり、OnePlus 9 Proの15時間を大幅に上回っている。
解像度が9 Proに劣ることを心配する必要はない。正直なところ、筆者は両機種のディスプレイの違いを認識できない。違いに気づくことは、ほぼないだろう。
バッテリーを酷使したせいで、午後に残量が少なくなっても、OnePlus 9は9 Proと同じ65Wの急速充電をサポートしている。この機能が素晴らしく、残量がゼロの状態から約30分でフル充電できる。実際にやってみると、衝撃的なほどの速さだ。充電するのを忘れてしまい、出かける前に素早く充電する必要があるときに、この機能は威力を発揮するだろう。
さらに素晴らしいのは、この65Wの急速充電器が同梱されているため、Amazonで互換性のあるサードパーティー製の充電器を探す必要がないことだ。OnePlus 9はワイヤレス充電もサポートするが、9 Proと違って、50Wの高速ワイヤレス充電には対応していない。個人的には、それほど大きな欠点だとは思わないが、知っておいて損はないだろう。
筆者は、OnePlus 9には9 Proよりもローエンドのプロセッサーが搭載されるものと思い込んでいたが、実際には、9 Proと全く同じQualcommの高性能チップ「Snapdragon 888」が採用されている。ゲームや写真編集、動画ストリーミングなど、すべてが極めて快適に処理される。実際に、筆者が何をしても、パフォーマンスが低下することはなかった。
120Hzの画面リフレッシュレートと、洗練された使いやすい「Android 11」ベースのソフトウェア(どちらも9 Proと共通の機能)のおかげで、OnePlus 9は日々のタスクにも快適に使用できる。
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