Googleは米国時間2月4日、スマートフォンで呼吸数と心拍数を測定する新機能を発表した。フィットネス技術に力を入れているAppleなどの企業に対抗する動きだ。
呼吸数の測定は、自撮り写真を撮影する要領でできる。前面カメラに頭部と胸部が収まるようにすると、胸部の小さな動きを検出することによってソフトウェアが呼吸数を測定する。
心拍数の測定では、背面カメラのレンズの上に指をのせると、指先の皮膚の色の微妙な変化がソフトウェアによって分析される。その色の変化は、心臓から体の他の部分へと血が流れる際に生じるものだ。
これらの新機能は、エクササイズとフィットネスのアプリ「Google Fit」に3月に追加される。まずはGoogleの主力スマートフォン「Pixel」を対象にリリースし、他の「Android」端末にも提供を拡大していく。
生体測定機能は複数のフィットネストラッカーに標準装備されているが、Googleは追加のハードウェアなしでそうした機能を利用できるようにしたいと考えたという。
「ウェアラブル機器を所有している人は米国でも比較的少なく、世界ではさらに少ないことが判明している」と、Google Healthの製品マネージャーであるJack Po氏は、報道陣に対するブリーフィングで述べた。「そこで、われわれが重視したことの1つが、おそらく入手可能な最も普遍的なデバイスにその機能を搭載しようということだった。そのデバイスとはもちろん、スマートフォンだ」(同氏)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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