「Apple Fitness+」を主に使ったワークアウトを始めて1週間が経過した。すでに体重が減り始めただけでなく、Appleの新しいサービスの使い方について、多くのことを学んだ。改善の余地があることも。
筆者の体重は1月4日の時点で105kgだったが、11日には103kgまで落ちた。小さな変化だが、わずか1週間で成果が現れたことにとても満足している。 毎日のエクササイズは、主にApple Fitness+のさまざまなクラスを使って行ったが、Wattbikeのスマートエアロバイク「Atom」でサイクリングアプリの「Zwift」を使用する、より長時間の有酸素運動も時折組み入れた。
以下で、Apple Fitness+を1週間使用した感想をお伝えしよう。
クラスは楽しくて魅力的だ。トレーナーたちがあまりにも熱狂的な「エクササイズ愛好者」で嫌気がさしてしまうのではないかと心配していたが、これまで体験したトレーナーは皆いい感じだ。性別と年齢のバランスも良く、ワークアウトセッションでは励ましてくれるので、動きを止めたりせず、それぞれのエクササイズを完了したいという気持ちになる。アプリは「Apple Watch Series 6」とシームレスに連携して、心拍数と消費カロリーを「iPad」の画面に表示するので、自分の頑張り具合を確認することができる。あるダンスクラスでは、心拍数が115bpmあたりからあまり変わらず、もっときつい高強度インターバルトレーニング(HIIT)では、心拍数が182bpmまで跳ね上がった。
しかしこのサービスでは、自分の目標を達成するためにどのクラスに重点的に取り組むべきか、ということに関して、ガイダンスが十分ではないように感じた。
筆者の主な目標は減量だが、より屈強に、かつ引き締まった体形になりたいとも思っている。さて一体どのクラスを選択すればいいのだろうか。サイクリングクラスよりもHIITクラスの方が適しているのだろうか。筋力トレーニングよりも体幹ワークアウトの方が効果的なのだろうか。1回のセッションで複数のクラスを組み合わせるべきなのだろうか。その場合、最適な組み合わせはあるのだろうか。特定の筋肉群を一度に酷使すべきでないことは知っているが、それぞれのクラスでどの筋肉を使っているのかはよく知らないので、自分で判断することはできない。
20分間の筋力トレーニングクラスを1回こなして、Apple Watchのアクティビティリングを閉じ、1日のトレーニングが終わったとみなして自分のことを褒めるのは簡単だ。そのエクササイズで十分だったのかもしれないが、もしかすると十分ではなかったのかもしれない。休暇中に増えた体重を減らす、体幹を鍛えて姿勢を良くする、サイクリングの大会に備えて厳しいトレーニングをこなすなど、個人的な目標に基づいて、もっと明確にガイドしてくれる機能がApple Fitness+にあるといいと思う。
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