Appleは日本時間10月14日午前2時からオンラインのイベントを開催し、「iPhone 12」を発表するとみられている。
同社はこれまで新型iPhoneに関する情報を明らかにしていないが、複数のうわさは浮上している。これまでに出てきた情報を以下の通りまとめた。
Appleの最大の製造委託先であるFoxconnは、投資家たちに対して2020年秋の予定に間に合わせることができると断言していたが、The Wall Street Journal(WSJ)はiPhone 12の量産が約1カ月遅れる可能性もあると報じた。新型コロナウイルスの世界的流行と、それに伴う製造および消費者需要への前例のない影響が、その原因だ。すでに10月に入っているので、この予想は信ぴょう性がありそうだ。
Appleの最高財務責任者(CFO)であるLuca Maestri氏は四半期の決算発表で、それが事実であることをほぼ認め、「今年は、発売が昨年(9月後半に発売)より数週間遅くなりそうだ」と述べていた。
発売が段階的になされる可能性があることを示唆した者もいる。DigiTimesが最初に報じ、MacRumorsが紹介したうわさによると、Appleは2020年のiPhoneを2回に分けて発表する可能性があるという。2種類の6.1インチのモデルが最初に発表され、後日、6.7インチと5.4インチのモデルが発表されるかもしれない(iPhoneのサイズに関するうわさについては、後で詳しく紹介する)。
2019年にiPhone 11が登場したとき、ベースモデルの価格が699ドルで、2018年の「iPhone XR」よりも50ドル安くなったことに、私たちは嬉しい驚きを覚えた。この傾向が続くかもしれない。あるテクノロジーアナリストは、iPhone 12が649ドル(約6万9000円)、「iPhone 12 Pro」が999ドル(約10万6000円)、「iPhone 12 Pro Max」が1099ドル(約11万6000円)になると予想している。
Appleが2020年に5G接続に対応するとのうわさが複数流れている。具体的には、AppleウォッチャーであるアナリストのMing-Chi Kuo氏は、同社が3種類の5G対応スマートフォンを発表すると予想している。また、Fast Companyは、Appleが独自の5Gアンテナを使用する可能性もあると報じている。
Appleが2019年にこのトレンドに飛びつかなかった理由は、いくつかある。まず、Appleは通常、モバイルのトレンドの先陣を切ることはせず、新興のテクノロジーを完璧な形にしてから本格的に展開するやり方を好む。例えば、3Gネットワークや4G LTEネットワークが登場したばかりの頃、Appleはそれらの通信規格に対応するスマートフォンの製造に関して、競合他社に後れを取っていた。
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