Twitterは米国時間8月11日、自分のツイートに返信できるユーザーを制御できる新しい設定を全ユーザーに提供開始すると発表した。これにより、より安心して会話できるようになるとしている。
同社は5月からテストしていたこの新しい設定を、アプリとウェブ版の全ユーザーに提供開始する。今後はツイートの作成時に、返信できるアカウントを選択するオプションが表示される。全員が返信、フォローしている人だけが返信、@アカウントで指定した人だけが返信、という3つから選べる。
この機能は、サイト上のいやがらせの抑制にもつながる可能性がある。その問題については、長年にわたって人々から苦情が寄せられていた。一方で、米国自由人権協会(ACLU)などからは、官僚がこの機能を乱用して、公共の議論として発言するユーザーをブロックするのではないかという、米国憲法修正第1条に関連する懸念が示されている。この設定により、人々の政治的見解や偏見が強調される「フィルターバブル」がより多く生成されることになる恐れも指摘されている。
Twitterによると、この設定のおかげでより快適にツイートができるようになり、スパムや嫌がらせから保護されていると感じられるという意見が、ユーザーから寄せられたという。この機能により阻止された攻撃的な返信は平均3件だった一方で、攻撃的な引用リツイートは1件しか行われなかったという。望まれないダイレクトメッセージの増加は見られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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