グーグル、スマートホームセキュリティのADTと提携--「次世代の便利な家」目指す

Molly Price (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高橋朋子 (ガリレオ)2020年08月04日 11時22分

 Googleは米国時間8月3日、セキュリティ企業ADTとの提携を発表した。これにより新たなスマートホーム用セキュリティ製品が生まれる可能性がある。

ADTのセキュリティ技術を採用していることを示す看板
提供:Joe Raedle, Getty Images

 Googleはブログで、「新たなセキュリティソリューションをベースに、次世代の便利な家を作り出す」とした。

 具体的な内容は明らかにしなかったものの、Googleは自社の「Nest」デバイスに言及し、Nestのデバイス、サービス、およびテクノロジーを、ADTの専門技術者のネットワークと組み合わせると説明した。ADTの技術者は、Nestカメラやスマートディスプレイ「Nest Hub Max」などのデバイスの販売やインストールができるようになる。

 さらにGoogleは、新設されたADTのクラスB普通株式と引き換えに、同社に4億5000万ドル(約480億円)を出資する。取引は第3四半期に完了予定で、GoogleはADTの発行済み普通株式総数の約6.6%を保有することになる。

 先週開かれた米連邦議会下院の反トラスト小委員会の公聴会でGoogleが厳しい追求を受けたことを考えると、このニュースは特に興味深い。

 Googleが出資するとの報道を受け、ADTの株価は3日に56.6%上昇した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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