Microsoftは、Unilever、Starbucks、Mercedes-Benz、Nikeなど9社が連携し、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量のネットゼロ(差し引きゼロ)を達成することに注力するイニシアティブ「Transform to Net Zero」を立ち上げたと発表した。各社は非営利団体の環境防衛基金(EDF)と協力して、CO2の排出量を減らすベストプラクティスに関する情報を共有する。
Microsoftのプレジデントを務めるBrad Smith氏は、米国時間7月21日のプレスリリースで、「どの企業も、単独では気候危機に対処できない。そのため大手各社は、皆が前進するのに役立つよう、ベストプラクティス、研究、知見を深めて共有することを目指す」と述べた。
Microsoftの最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏は1月、カーボンニュートラル(CO2の排出量と吸収量がプラスマイナスゼロ)を上回る目標を打ち出した。同社は、CO2排出量を実質マイナスにする「カーボンネガティブ」を2030年までに実現するとともに、創業以来、地球の大気中に排出してきたCO2を2050年までに回収することを目指している。
他のIT企業も、環境を保護して気候危機に立ち向かう取り組みを進めている。Appleは21日、事業全体で2030年までにカーボンニュートラルを達成する計画を明らかにした。AmazonのCEOであるJeff Bezos氏は2月、気候変動対策として100億ドル(当時のレートで約1兆1000億円)の基金を設立すると発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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