屋内で光量が中程度、あるいは少ない場所でも、Xperia 1 IIの写真はノイズが少なく、自然に見える。猫のCheddarを撮った下の写真をご覧いただきたい。台所は暖色系の光と寒色系の光が混ざっており、明るい部分も影の濃い部分もある。Cheddarの毛並みのディテールが素晴らしく、白い毛の部分のハイライトも飛んでいない。
ひとつだけ残念なのは、自撮り用の前面カメラで、こちらは平均的な写真しか撮れない。画質は、背面カメラと比べると大きく下がってしまう。それから、肌を滑らかにし、眼を大きくする美肌モードがあるが、やり過ぎのように感じる。これが好きな人もいるのかもしれないが、筆者の好みではない。
突き詰めて言うと、Xperia 1 IIに搭載されたトリプル背面カメラと、プレインストールされたカメラアプリは、筆者の映画制作と写真撮影への情熱が確固たるものだと感じさせてくれたツールだ。その点では、「LG V60 ThinQ」、ましてやiPhone 11 Proよりも上だった。
だが、1199.99ドルという価格を考えると、万人に勧められるスマートフォンではない。ソニーαカメラのエコシステムにはまっていて、特に予算が許すのであれば、もちろん検討の余地があるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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