ソニーαカメラのエコシステムに既に親しんでいれば、Photography Proアプリにはすぐに慣れるだろう。基本的には、ソニーαカメラを真似たものだからだ。測光、フォーカス、露出補正などの機能が並んでいる。シャッタースピードやISOはダイヤルで調節でき、画面にはヒストグラムや水準器も表示される。
特筆に値するのが瞳AFで、これは約3500ドル(日本では税別39万8880円)のソニー「α9」カメラから移植された機能だ。フレームに写っている顔を認識して、焦点を被写体の眼にロックする。Xperia 1 IIでこの機能が見事に動作する様子は、圧倒的だ。
瞳AFは、動物を被写体にしたときも機能することになっている。おもしろそうだし、期待していた機能だった。だが残念ながら、何回も試してみたものの、ルームメイトの飼い猫Cheddarの眼に瞳フォーカスのボックスが重なることはなかった。映像プロデューサーも飼い犬のMaxに試してみたが、同じように機能しなかった。この原因については、ソニーに相談中だ。
Xperia純正のカメラアプリとPhotography Proのどちらを使っても、Xperia 1 IIでは一貫していい写真が撮れた。ディテールも十分で、発色は見事、フォーカスも正確だった。
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