Appleは米国時間5月7日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応を支援するため、COPAN Diagnosticsに1000万ドル(約10億6300万円)の助成金を提供すると発表した。
AppleはCOPAN Diagnosticsの取り組みについて、米国におけるCOVID-19の検査で「重要な役割」を果たしていると述べた。本稿執筆時点で、米国は感染確認者数と死亡者数が世界で最も多い。
COPAN Diagnosticsは感染症の診断を専門としており、検体採取キットの開発などを手がけている。新型コロナウイルスのパンデミックが米国で勢いを増し続けるなかで、同社のキットはCOVID-19の検査に利用されてきた。
同社は現在、週に数千キットを製造している。Appleからの1000万ドルの助成金と、カリフォルニア州に開設したより大規模な製造施設により、7月上旬までに毎週100万キット以上に増やせる見込みだ。
この新たな製造施設は「Appleが開発に協力した最先端機器」を備えるという。Appleは、COPAN Diagnosticsのために機器と資材も調達している。
1000万ドルの助成金は、Appleが設立したファンド「Advanced Manufacturing Fund」から出ている。この基金はこれまで、ガラスの生産、レーザー、アルミニウムの製造などへの投資に利用されてきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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