グーグル、「Apple Card」対抗の物理的なデビットカードを準備中か

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年04月20日 09時26分

 Googleが、物理的およびデジタルのデビットカードを開発中だという。TechCrunchが米国時間4月18日に報じた。決済や購入管理、残高確認用のアプリと連携するという。「Apple Card」に対抗するものとなりそうだ。

Google
提供:Charlie Wagner/CNET

 Googleの物理的なカードはチップを搭載し、CitigroupやStanford Federal Credit Union(SFCU)などの金融機関と提携するという。このカードをモバイル決済サービス「Google Pay」のベースとする狙いがあるようだ。

 Googleは11月、CitigroupやSFCUと提携し、スマートな当座預金口座を消費者に提供すると報じられていた。実現すれば、Googleは人々のお金の使い方に関する貴重な情報を得られる可能性がある。

 Appleは8月にApple Cardをリリースしている。

 このようなGoogleやAppleの動きは、世界最大のハイテク企業各社が金融サービスの取り組みを大規模に進めていることの現れだ。しかし、このような取り組みには、これまでのシリコンバレーでみられた数々のスキャンダルの影がつきまとうかもしれない。市民や議員、メディアは、プライバシーやデータ収集をめぐるハイテク業界の慣行に監視の目を光らせている。

 Facebookの仮想通貨プロジェクト「Libra」は、規制当局による厳しい精査の対象となっている。

 Googleは先週、物理的なクレジットカードを作成する計画についてコメントしなかったが、TechCrunchに対し、CitigroupやSFCUと提携していることを認めた。さらなる詳しい情報を「数カ月のうちに」公表すると述べた。

 米CNETはCitigroupとSFCUにコメントを求めたが、回答は得られていない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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