新型コロナウイルスの感染拡大で子供たちが学校に行けずに自宅で過ごす中、保護者らは子供たちに安全なアプリやコンテンツを求めている。Googleは米国時間4月15日、保護者がそうしたコンテンツを見つけやすくするために、「Android」デバイス向けアプリを提供する「Google Play」ストアに新しいセクションを設けると発表した。
同社はGoogle Playストアに、「teacher approved」(教師推奨)という認証バッジが付与されたアプリを集めた、「Kids」という新しいタブを追加する。Googleと提携する教師らがコンテンツを評価し、アプリをキュレーションする。アプリは、年齢に適しているか、学習的か、前向きな内容かなどの基準で評価される。
Googleによると、この新機能は2020年後半にリリース予定だったが、米国のほとんどの地域で前例のないロックダウンが実施されていることを受けて前倒しで提供することにしたという。COVID-19の感染拡大を防止するために、学校、図書館、レストランなど、あらゆる施設や店舗が閉業している。Kidsタブは、米国で今後数日のうちに提供開始され、その他の国でも数カ月のうちに提供される予定だ。
学校閉鎖により、子供向けコンテンツの需要が急増している。YouTubeは3月、保護者が教育用動画を見つけるための「Learn@Home」というハブを提供開始した。
Googleの教師向けツールの利用も、新型コロナウイルスの感染拡大で急増している。教師が課題を管理するための「Google Classroom」のユーザー数は、5000万人から1億人に倍増した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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