Google Japanは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大防止策で実施されている学校休業に対する学校支援策として、春休み期間中「Chromebook」および有料オンラインオフィススイート「G Suite」を学校へ無料提供する。 経済産業省などが運営している「未来の教室」が、「#学びを止めない未来の教室」に関する取り組みの一環として紹介した。
この取り組みは、Googleの教育機関向けサービス「Google For Education」を通じて実行している。学校活動が休止中の学校に対して、Chrome OS搭載PC「Chromebook LTE / Wi-Fi」を無償貸与するもの。対象となる教育機関は、全国の国立、公立、私立の小学校、中学校、高等学校で、中高一貫教育校、採用校も含む。貸出期間は春休みが終わるまで。
Googleによると、すでに複数の学校から問い合わせがあり、貸与を順次進めているという。用意した端末の台数に制限はあるが、今のところ貸し出しに繋がらなかった事例はないそうだ。
G Suite提供は、教育機関向けエディション「G Suite for Education」のアカウントを無料で臨時発行して対応する。こちらも春休み期間中の取り組みだ。なお、Googleは、G Suiteのビデオ会議機能「Hangouts Meet(ハングアウトMeet)」でも新型コロナウイルス対策を実施中。
さらに、G Suiteの使い方や、Chromebookなどと組み合わせた遠隔授業の実行方法を、無料オンライン研修でサポートしていく。eラーニング用コンテンツも利用可能だ。
この取り組みについて、Google広報部は「今回の休校を受けて、子どもたちの在宅学習の一助となりましたら幸いです。Google for Educationは、休校中はもちろん、新学期以降も子どもたちの学びをテクノロジーで支援していきます」としている。
Google For Educationの紹介ビデオ(出典:Google/YouTube)
掲載当初、経済産業省が発表したと記載しておりましたが、正しくはグーグルが発表し、経済産業省が運営する「未来の教室」で紹介した取り組みのため、表現を修正しました。訂正してお詫び申し上げます。
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