2010年代を代表する30人(上)ジェフ・ベゾス氏やティム・クック氏など - (page 2)

Eric Mack (Special to CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2019年12月17日 07時30分
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Jeff Bezos氏

Bezos氏
2018年に開催されたAmazonのプレスイベントで話すBezos氏
提供:James Martin/CNET

 Forbesによれば、Bezos氏は4月の離婚調停で所有するAmazon株の4分の1を失ったにも関わらず、2019年10月時点では、1070億ドル以上の資産を持つ世界で最も裕福な人物だ。同氏はこの10年間で投資分野を広げ、2013年にはWashington Postを買収し、Amazonも驚異的に成長させた。

 Amazonは今や、単なる世界の倉庫ではなく、クラウドコンピューティングプラットフォームのAmazon Web Services(AWS)や、ゲームストリーミングプラットフォームのTwitch、多数の貨物航空機、音楽ストリーミングサービス、自社ブランドのコンビニエンスストア、電子書籍リーダー「Kindle」、スーパーマーケットチェーンのWhole Foods Market、Elon Musk氏のSpaceXと一部競争関係にある宇宙飛行事業のスタートアップなどを抱える、巨大な帝国に成長した。会員制サービスの「Amazon Prime」は、商品を数時間以内に配送するサービスを展開しているほか、多数の映画やテレビ番組、オーディオブックなどを追加料金なしで提供している。

 Amazonは自社製品も多く作っており、これには「Alexa」を搭載したホームアシスタントや、ホームセキュティシステムの「Ring」なども含まれる(これらの製品は、家庭内にAmazonが浸透するとプライバシーが侵害されるのではないかと懸念する声を生むことにつながり、同社は対応を余儀なくされている)。また同社は、今も従業員の労働条件や給与に関する批判に直面している。

danah boyd氏

boyd氏
danah boyd氏
提供:danah.org

 danah boyd氏(boyd氏は自分の名前を小文字で表記している)の名前はあまり広く知られているわけではないが、現在のboyd氏は、社会や子どもに対するテクノロジーの影響に関する一流の思想家であり、研究者だ。2014年に発表した著書「つながりっぱなしの日常を生きる:ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの」では、ソーシャルメディアは若者が自分自身を表現し、お互いや社会と関わるための重要な空間を提供していると主張した。

 boyd氏はMicrosoftの主任研究員でもあるほか、自ら設立した研究機関Data and Societyを通じて、社会の不平等と技術の関係にまで研究の範囲を広げている。電子フロンティア財団(EFF)は、boyd氏を2019年の「パイオニア賞」の受賞者に選出し、「驚異的な技術学者」と賞賛した。

Richard Branson氏

Branson氏
Virgin Mobileのイベントに登壇したRichard Branson氏
提供:Josh Miller/CNET

 億万長者であるBranson氏は、何でも試してみたいタイプの人物のようだ。Branson氏が創業したVirginグループは、メディア事業から始まって、ホテル事業、医療などあらゆる分野に手を出しており、この10年間はいくつか型破りの試みも行っている。近年では、Elon Musk氏の未来的な輸送技術「Hyperloop」に投資しているほか、ロケットと高高度ロケット発射母機を組み合わせて衛星を打ち上げる民間宇宙企業Virgin Orbitも設立した。また数カ月以内には、Virgin Galacticが同様の手法でニューメキシコ砂漠から観光客(Branson氏自身を含む)を衛星軌道に打ち上げる事業を始めるかも知れないという。

Kimberly Bryant氏


 Kimberly Bryant氏の野心的な目標が達成されれば、100万人以上の若いアフリカ系アメリカ人女性がコーディングのスキルを身につけることになる。電子技師であり、ヴァンダービルト大学の卒業生でもある同氏は、2011年に非営利団体「Black Girls Code」を設立した。この団体の目標は、21世紀の半ばまでに100万人のアフリカ系アメリカ人女子にコーディングを教えることだ。この活動はシリコンバレーのような多様性が低い場所を大きく変えることになるかもしれない。Kapor Centerの2018年のレポートによれば、シリコンバレーのIT業界には、アフリカ系アメリカ人の女性は2%しかいないという。Bryant氏の取り組みが、ホワイトハウスやスミソニアン博物館などを始めとして社会に広く認知されたことで、資金の獲得は容易になっており、アフリカ系アメリカ人の女性から次のSteve Jobsが生まれる可能性も高まっている。

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