AppleのチーフデザイナーだったJony Ive氏が同社を退職したようだ。同社の役員ページから同氏のプロフィールが削除されている。同氏が退職する予定であることは6月に発表されていた。
Ive氏は、長年にわたって共同で業務に携わってきたMarc Newson氏(2014年にAppleのデザインチームに加わった。両氏は2018年に、ダイヤモンドだけでできた指輪を共同デザインしている)とともに、自身のデザイン企業LoveFromに軸足を移す。Appleは、その主要クライアントになる予定だ。
「Appleは、直接Jonyとともに独占的なプロジェクトに取り組むことで、そして彼が築いた優秀で熱意あふれる設計チームを通して、今後も彼の才能の恩恵を受ける」と、Apple最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は、Ive氏の退職を発表する声明で述べていた。
Ive氏は、1992年からAppleにフルタイムで勤務し、共同創設者であるSteve Jobs氏が1997年に復帰してからの同社の再起を支えた。Ive氏は、「iPhone」や「iMac」などAppleを象徴する製品をデザインし、「iOS 7」や本社キャンパス「Apple Park」などのプロジェクトでも重要な役割を担った。
11月29日朝の時点で、同氏のプロフィールはまだ、Appleの投資家向け情報ページには残っている。同社は、Ive氏の退職についてそれ以上のコメントを加えることを避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス