スペースマーケットは11月25日、東京建物と日本土地建物と連携し、11月下旬より販売開始予定の「Brillia上野Garden」内に、住居者以外も利用可能なシェアラウンジを設置したと発表した。台東区内にあるモデルルーム「Brillia上野ゲストサロン」においても、一部を時間貸し可能なレンタルスペースとして運用する予定だ。
スペースマーケットによると、分譲マンション内の共用施設について、空いている時間を外部に有償で貸し出す検討がありつつも、共用部に住居者以外が入るに対するセキュリティ面の不安や、マンション管理組合が収益を得ることによる税務処理の手続き等の課題から、実現に至らないケースが大半であったという。
今回、Brillia上野Garden内に、外部からの直接動線の確保やスマートロックの設置、カメラによる監視等によるセキュリティ面の担保に加え、Brillia上野Gardenの管理を担う東京建物の子会社である東京建物アメニティサポートをはじめとする関係各社により、マンション管理組合のサポート体制を構築した。
さらに、居住者優先の予約ルールを敷くことで、運用面にも配慮した上で、共用ラウンジをシェアラウンジとして運用することを実現。シェアラウンジの使用料収入により、マンション管理組合の収益面にも寄与しつつ、居住者以外の地域住民や、来街者との交流促進を支援する。
シェアラウンジの運営管理については、あどばるが行い、非居住者の予約については、スペースマーケットの時間貸しプラットフォーム「スペースマーケット」にて行うことが可能。居住者については、つなぐネットコミュニケーションズの居住者専用サイトにて予約を行うことが可能となる。
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