プロパティエージェントは11月12日、同社のDX(デジタル・トランスフォーメーション)プロジェクトの第1弾として、ドキュサイン・ジャパンと協業し、投資用マンションブランド「クレイシア」の売買取引に、電子契約サービスを導入したと発表した。これにより、従来の紙と印鑑による契約締結業務を、PCやスマートフォンなどを使い、オンライン上で可能になる。
顧客にとっては、契約書に貼付する収入印紙代の負担軽減や、オンライン契約書のデータ管理による、契約書類管理の簡素化というメリットがある。事業者側は、電子契約によるペーパーレス化、および印刷や製本といった作業の削減により、業務効率の向上が期待できる。さらに、契約書をクラウド保管することにより、書類保管費用の削減や高いセキュリティを実現し、紛失のリスク等を回避できる。
プロパティエージェントは、不動産開発販売事業に、プロパティマネジメント事業、クラウドファン ディング事業を展開。ニーズに合わせた資産運用型の投資用不動産や、居住用コンパクトマンションを提供している。
同社のDXプロジェクトは、最新技術を導入して生産性を高めるだけではなく、顧客ニーズを重視した戦略的プロジェクトを推進し、DXプロジェクトを通した新たなビジネスチャンスを模索することで、企業価値の向上につとめ、不動産領域のさらなる発展に貢献するという取り組みだ。
一方のドキュサイン・ジャパンは、合意・契約をクラウド上で実現するプラットフォーム「DocuSign Agreement Cloud」を提供。同社の電子署名は、世界180カ国以上で53万7千社以上が導入しているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス