「Pixel 4」は初搭載のレーダーを使って何をするのか - (page 2)

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年10月22日 07時30分

レーダーの探知範囲

 Pixel 4のチップは180度の視野を実現する。つまり、背面以外のすべての範囲を認識できる。距離(検知できる範囲)については、ユーザーの存在を検知できるのはデバイスの画面から少なくとも約1.1センチのところで、ジェスチャーの検知はセンサーから約30センチ離れていても検知できるとGoogleの担当者は私に説明した。

レーダーとプライバシー

 Pixel 4でレーダーを使うことに関するプライバシーの懸念を和らげるために、GoogleはPixel 4の発表イベントで、レーダーで集めたデータはすべてデバイス内に保存され、Googleのサーバーには送信されないと強調した。また、レーダーはユーザーの手や顔の詳細な画像を収集するようにはできていないとも語った。Soliのセンサーは人間ではなく、質量と動きを把握するように調節されている。

Pixel 4の写真
Pixel 4は、他のスマートフォンメーカーによる動作検知機能導入のきっかけになりそうだ。
提供:Angela Lang/CNET

GoogleはMotion Senseにさらにジェスチャーを追加するだろうか?

 Googleは、今後の計画については、スマートフォンの背面にもレーダーセンサーを追加するかどうかも含めて沈黙している。だが、Googleの担当者は私に、Soliの環境認識を使ってスマートフォンでの生産性を高め、より多くのジェスチャーを構築する可能性があると語った。

他のスマートフォンにもレーダーが搭載されるだろうか?

 Googleの動きは常に、ライバルの注目の的だ。地球上のスマートフォンのおよそ10台中9台はGoogleのAndroid OSを搭載しているが、どうやらGoogleはMotion Senseとセキュアな顔認識によるロック解除を門外不出にしたいようだ(同社は独自のセキュリティーレイヤーを追加するために「Titan M」チップを開発した)。

 とはいえ、他のスマートフォンメーカーが、カメラを使うユーザー検知より優れたジェスチャー制御システムと、他に類を見ないレベルのPixel 4のセキュアな顔認識ロック解除の両方を追いかけることは想像に難くない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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