ここからは「解き放つ」をテーマにした技術展示を紹介する。「光を自在に操り、リアルに迫る」では、光線を追跡する「Ray Tracing(レイトレーシング)」技術について紹介した。CGなどに光の反射、屈折を加えるとリアリティが増す。それをリアルタイム処理するには多数のGPUが必要になるとのこと。
デモでは、計40枚のGPUを使ってリアルタイムでレイトレーシングを実施。テーブルの上に置かれたおもちゃの車をレイトレーシングしてディスプレイに映すと、リアルな車として描かれていた。
レイトレーシングの計算は、1ピクセルあたり、72光線軌道で、4Kディスプレイにすると、1フレームで約6億通りの計算が必要になるという。