決して出遅れたわけではないと思うのだが、音声アシスタントとスマートスピーカーの分野で存在感を発揮できないMicrosoft。「Harman Kardon Invoke」のように「Cortana」搭載スマートスピーカーはあるものの、Cortanaを「Amazon Alexa」と連携させるなど、見通しは明るくない。
ただし、MicrosoftはCortana搭載デバイスに関する他社との提携は進めている。また、「Amazon Echo Dot」や「Google Home Mini」のような形状をしたポータブルスピーカーのデザインを検討しているらしい。たとえば、Microsoftの米国特許商標庁(USPTO)へ出願したデザインパテント(意匠特許)が、米国時間9月10日に「PORTABLE SPEAKER」(特許番号「US D859,363 S」)として登録された。出願日は2017年8月8日。
このデザインパテントは、円盤状のポータブルスピーカーに関する意匠を登録したもの。上部には、電話の受話器を持つアイコンと置くアイコン、マイクをオフにすると思われるアイコン、マイナス(-)およびプラス(+)のアイコンがデザインされている。このことから、何らかの通話に利用できる音声デバイスと考えられる。マイナス(-)およびプラス(+)のアイコンに触れるなどすると、音量が調整できるのだろう。
後ろ側の側面には、USB Type-C(USB-C)ポートらしきものが描かれている。そのほかの面には、これといった特徴がない。PORTABLE SPEAKERという名称なので、スマートスピーカーとしての機能が付与されるかどうかについては、不明だ。
なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。
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