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「Cortana」は窮地にあらず--マイクロソフト、新パートナー企業との連携などアピール

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 佐藤卓 高橋朋子 (ガリレオ)2018年01月16日 12時17分
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 先ごろ開催されたCES 2018では、Amazonの「Alexa」と「Googleアシスタント」がさまざまな製品に搭載されるとの発表が相次いだ。そしてMicrosoftの音声アシスタント「Cortana」の今後について、多くの人が気がかりになっているかもしれない。

 米ZDNetのLarry Dignan氏は、今回のCESでCortanaがますます窮地に追い込まれる可能性があるとしていた。また、MicrosoftのCortanaと「Dynamics 365」をめぐる取り組みの見通しがはっきりせず、さらにはCortanaのスキルの数が「Alexa」に遠く及ばないといった報道を踏まえると、Cortanaの未来はそれほど明るくないと言わざるをえないようにも思える。

 しかしMicrosoftは、Cortanaが窮地を迎える次の消費者向けテクノロジになるかもしれないとの見方を覆そうとしているようだ。

 Microsoftは先週、Cortanaの最近の実績をアピールするブログ記事で、新たに発表されたJohnson ControlsのCortana搭載サーモスタットなどを紹介した。

 ほかにも次のような企業が、Cortana搭載デバイスに関して新たに提携を結んでいる。

  • Allwinner Technology:「Tech R16 Quad Core IoT」ソリューション(デバイスパートナー向けリファレンスデザイン)を手がけている。
  • Synaptics:ODM(相手先ブランド設計製造業者)メーカーとしてファーフィールド音声処理技術を手がける同社は、消費者向けIoT(モノのインターネット)製品、スマートスピーカ、PCといったCortana搭載製品のリファレンスデザインを開発している。
  • Tonly Electronics Holdings:同じくリファレンスデザインベンダーで、「Skype」を使用するCortana搭載デバイスをMicrosoftと共同で手がけている。
  • Qualcomm Technologies:ARM版「Windows」を採用した「Always Connected PC」(常時接続のPC)でMicrosoftと提携しているだけでなく、Cortanaを利用する「Smart Audio Platform」および「Mesh Networking Platform」のリファレンスデザインを開発している。

 また、Microsoftの広報担当者は次のように述べている。「当社は、現在サポートしているホームオートメーション分野のパートナーに加え、ecobee、『Geeni』、Honeywell Internationalの『Lyric』、IFTTT、LIFX、TP-Link Technologiesの『Kasa』、Honeywell Internationalの『Total Connect Comfort』との新たな提携を発表する予定だ。Cortanaは現在、さまざまなプロバイダーの照明、コンセント、スイッチ、サーモスタットに対応している」

 Microsoftの幹部らも、ブログ記事で次のように書かれている。

「デバイスやコンテキストにかかわらず、当社の目標は、ユーザーがアシスタントを必要としているあらゆる場所にCortanaを配置することだ。それには、PC、携帯電話、『Xbox』、複合現実(MR)ヘッドセット、インテリジェントホームスピーカ、サーモスタットなどがあり、今後は対象をさらに増やすつもりだ。2018年は、ユーザーの愛用するデバイスやサービスへのCortanaの搭載が進むことになるだろう」。
Cortana

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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