Appleがスマートメガネの分野に進出するとの推測は、「iPhone 11」シリーズの発表イベントでは現実にならなかった。しかし、Appleの次期モバイルOS「iOS 13」の中から見つかったコードは、近く登場する可能性を示唆している。
開発者のSteven Troughton-Smith氏は米国時間9月10日、iOS 13のベータ版にAppleのステレオ拡張現実(AR)アプリ向けシェルシステムとみられる「StarBoard」フレームワークが入っているとTwitterで指摘した。iOS 13の最終ベータ版には、Appleのヘッドセットデバイス(開発コード名「Garta」)にアクセスできない従業員がiPhoneでARアプリを実行する方法に関するリードミー(説明書)ファイルも含まれるとしている。このコードは、ヘッドセットデバイスが装着も手持ちも可能なことを示唆しているという。
StarBoard frameworks on iOS 13 now. StarBoard is Apple’s system shell for stereo augmented reality apps (headset). Guess secrecy is out? pic.twitter.com/XTnlqQgpHh
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2019年9月10日
Appleは2017年頃からARメガネを開発中だと憶測されている。2018年8月には、AppleがARメガネ向けレンズを開発する新興企業Akonia Holographicsを買収したと報じられた。
2019年に入ると、Apple関連のアナリストであるMing-Chi Kuo氏が、同社のスマートメガネは早ければ2020年にも登場する可能性があると述べた。だが7月にはDIGITIMESが、情報筋の話として、製品がまだ準備できないか十分に競争できる価格にならないため、Apple Glassesのプロジェクトは当面停止されていると報じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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