Appleが独自のスマートメガネ製品を投入することによって、ウェアラブル市場における事業拡大を検討しているという。Bloombergが米国時間11月14日に報じた。
この製品はユーザーの「iPhone」にワイヤレスで接続し、画像などの情報を装着者の視界に映し出すものになると、Bloombergは事情をよく知る匿名情報筋らの話として報じている。この記事によると製品はまだ実験段階で、拡張現実(AR)機能が搭載される可能性もあるという。
Appleにコメントを求めたが直ちに回答は得られなかった。
スマートメガネを発売すれば、Appleはウェアラブル市場における足場を拡大できる可能性があるが、そこには危険も潜んでいる。同社は既に、スマートウォッチメーカーとして主導的な地位にあるが、スマートウォッチ市場は縮小傾向にあるとされている。
一方、スマートメガネ市場は注意が必要だ。これまでのところ、この分野最大のメーカーは「Google Glass」を開発してきたGoogleだが、1500ドルのこのウェアラブル製品にいまひとつ洗練されていない印象を与える、オタクっぽいイメージを同社は払しょくできなかった。Googleは2015年1月にプロジェクトを一時中断し、高価なプロトタイプの生産を終了した。同社は、オタクっぽさを抑えた新しいモデルを開発中と報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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