「Apple Glasses」。想像するだけで楽しい製品であり、実際に開発中かもしれないとの憶測もある。しかし、おそらく近いうちに発売されることはなさそうだ。
Financial Times(FT)の米国時間8月4日の記事によると、Appleはまだ、拡張現実(AR)メガネの複数の異なるプロトタイプを実験中だという。中には、「iPhone」を頭に装着しなければならないタイプのものもあるという。
記事によると、目標は「カメラ、センサ、画面をスマートフォンから顔の前に移す」ことにあるが、少なくともプロトタイプの1つは、iPhoneを主要画面として使用するものだという。
さらに、複数の異なるエンジニアグループが、さまざまな種類のプロトタイプをまだ実験している段階であれば、そのいずれかが近いうちに店頭に並ぶ可能性は低い。
しかし、Appleが視線追跡を専門とする企業を買収したことや、詳細不明のプロトタイプを試用したAppleの従業員らが目の痛みを訴えたとする事故報告書をGizmodoが発見したことから、Appleがそのような製品に取り組んでいる可能性は高そうだ。Bloombergは11月、Appleがスマートメガネの開発を検討していると報じていた。1月には、テクノロジエバンジェリストのRobert Scoble氏が、Appleが光学機器メーカーのCarl Zeissと共同でARメガネの開発に取り組んでいると述べていた。
Facebookは、ARメガネに取り組んでいることを認めているが、開発には時間がかかる見通しとしていた。
メガネがリリースされるか否かにかかわらず、Appleの新しい「ARKit」プラットフォームには、拡張現実分野に参入するための足がかりが築かれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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