Appleが、拡張現実(AR)グラス用のレンズを開発する新興企業を買収したようだ。急成長中のAR技術に同社が関心を寄せていることを裏付ける動きだ。
Appleは米国時間8月29日、Akonia Holographicsを買収したことを認めたという。同社が決まって使う定型的な文面で明らかにしたが、買収条件は公表していない。買収時期も不明だが、最初に報じたReutersが業界の情報筋らの話として報じたところによると、Akoniaはこの6カ月間「非常に静か」だったという。
Akoniaは、コロラド州ロングモントを拠点とし、2012年に創業した。同社のウェブサイトによると、ホログラフィックデータストレージなどのホログラフィに基づく光学技術を開発していたが、その後、拡張現実グラス用のディスプレイの開発に目を向けるようになった。
Appleは1月、「ARKit 1.5」を開発者向けにリリースし、AR分野の取り組みを強化していた。ARKit 1.5は「iOS 11.3」の一部で、よりリッチなアプリを開発するための新機能を備えている。例えば、仮想の物体を、テーブルのような水平面だけでなく、壁やドアのような垂直な面にも置けるようになる。
Appleは、ドイツの光学メーカーCarl Zeissと共同で、軽量AR/MR(複合現実)メガネを開発しているとの報道もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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