ストックマークは8月19日、AIテクノロジーを活用した論説ニュース分析システム「LOGOS(ロゴス)」を三井物産戦略研究所と共同開発し、同社向けに運用を開始したと発表した。
ストックマークは、テキストマイニングとAIで、ビジネス意思決定支援をしている東大発AIベンチャー。自社ビジネスに関係する世の中の最新ニュースを常に把握できるAIサービス「Anews」、人の手では掴みきれない競合や業界動向の把握を可能にする「Astrategy」、AIがなぜ売れた/売れなかったのかをテキストデータから解析する営業向けサービス「Asales」などを手がけている。
今回運用を開始するLOGOSは、ニュースプラットフォームのAnewsにおけるテキストマイニングおよび、ディープラーニング技術をベースに、1日に30万記事以上配信されるといわれる世界中の論説ニュース記事を収集し話題別に集約。その中から、AIが各ジャーナリストやメディアの意見の対立分布を分析して、注目に値するニュース記事や話題を自動的にピックアップ。地政学の多面的な分析や、産業に与えるインパクトを考察するという。
同社では、このシステムを活用し、三井物産戦略研究所ならではの独自の分析切り口や新たな視点を定常的に見出すことを支援するとしている。
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