トヨタ自動車と人工知能(AI)開発のPreferred Networks(PFN)は、一般的な生活環境で人間の活動を支援するサービスロボットの共同開発を発表した。
PFNは、AIや深層学習といった技術の事業化を目的とし、2014年3月に創業した企業。トヨタとは、2014年10月より共同で研究、開発に取り組んでいる。さらに、トヨタから2015年12月に10億円の出資を受け、その後2017年8月に約105億円の追加出資を発表した。
今回の共同開発では、トヨタの生活支援ロボット「Human Support Robot(HSR)」をプラットフォームとして採用する。HSRをベースにして、生活環境のなかで自ら学習し、さまざまなタスクを遂行できるサービスロボットの開発を目指す。
トヨタはHSRを数十台規模でPFNに貸与。そして、今後3年間、連携して研究開発する。さらに、両社の知的財産を含む情報、技術を共有するとともに、共同研究の成果を両社が自由に活用可能とする方針。
HSRの紹介ビデオ(出典:トヨタ/YouTube)
PFNは、2018年10月に開催された「CEATEC Japan 2018」に、HSRベースの「全自動お片付けロボットシステム」を出展している。
CEATECに出展したロボット(出典:PFN/YouTube)
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