LGBTQのユーチューバーらがグーグルを提訴

Corinne Reichert (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年08月15日 10時11分

 LGBTQのYouTubeユーザーらが、YouTubeと親会社のGoogleが自分たちの動画やコミュニティーを差別しているとして、Googleを提訴した。

YouTube
提供:Omar Marques/Getty Images

 カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に米国時間8月13日に提出された訴状によると、YouTubeとGoogleは「LGBTQ+の原告とLGBTQ+コミュニティーにとって汚名、制限、遮断、収益化停止、経済的被害につながる、コンテンツの違法な規制、流布、収益化慣行」に2016年から従事しているという。

 この訴状では、GoogleとYouTubeが「動画の内容ではなく、Google/YouTubeのシニアコンテンツキュレーターが『同性愛モノ』とみなす見方が表現されているか、もしくはそのコンテンツが『同性愛者』とみなされるYouTubeコミュニティーメンバーによって投稿または視聴されているという理由で、LGBTQ+のコンテンツに『衝撃的』『不快』『性的に露骨』というレッテルを貼っている」とされている。

 Gooleを提訴した原告のなかには「Queer Kid Stuff」「Watts The Safeword」「uppercaseCHASE1」などのチャンネルに関係するユーチューバーらが含まれている。Watts the SafewordとuppercaseCHASEのYouTubeページによると、それぞれ15万人を超える登録者がいる。

 動画の収益化停止(動画から広告を削除すること)は、かなり以前からユーチューバーの間で議論となっている。YouTubeは6月、同性愛者であるジャーナリストに対して同性愛嫌悪の言葉を浴びせた著名ユーザーのチャンネルを閉鎖しないとの決定を下したことで、LGBTQコミュニティーの怒りを買い、最終的にはYouTubeの最高経営責任者(CEO)を務めるSusan Wojcicki氏が謝罪する事態になった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]