現在のところ、リブートスペースは春日井にのみ設置するが、今後は様子をみながら他地域に広めることも検討するという。
「リブートスペースの実現で難しかったのは、心地良く自然な風を作りだすところ。単純にファンを使って風を送るだけでは、自然の風のような揺らぎは再現できない。その点はいろいろと試行錯誤した。お客様の状況にあわせて柔軟に対応するとはいっても、施工のしやすさなどを考えると、ある程度のパッケージ化は必要になる。そのバランスをどう調整していくのかが、現在の課題」岡本本部長は説明する。
同社では今後、オフィスや商業施設などのオーナー、設計担当者、施工業者などに対し、リブートスペースで自社の取り組みをアピールし「お客様とともに体験価値をアップデートしていく」とする。
春日井事業場の敷地内には、BtoB向けのリブートスペースのほか、住宅事業用として、空気の質を体験できる体験型実験住宅「IAQLabo」なども用意されている。
スペックだけではわかりにくい「空気の質」は、一度体験してみるとより深く理解ができる。今後、同社の空間ソリューションがどのように広がっていくのか注目だ。
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