Facebookが、「Instagram」と「WhatsApp」のブランド名を変更する計画だという。Facebookのアプリであることがユーザーにわかるようにする狙いがあるようだ。買収したこれらのアプリに対する影響力を強化しようというFacebookの意図がうかがえる動きだ。アプリ名は「Instagram from Facebook」「WhatsApp from Facebook」に変更される。
Facebookの広報担当者Bertie Thomson氏は米国時間8月2日、声明で「製品やサービスがFacebookの一部であることをより明確にしたい」と説明した。
Thomson氏によると、段階的に変更が進められており、今後さらなるユーザーが、新しい名称を目にし始めるようになる。InstagramとWhatsAppのログイン画面と、アプリストアの説明に新しい名称が表示されると同氏は述べた。
The Informationは、事情をよく知る3人の人物の話として、アプリにFacebookの名前が加わることに驚き、困惑した従業員もいたと報じた。
Facebookは、プライバシーやセキュリティをめぐる一連のスキャンダルの対応に追われている中、InstagramとWhatsAppの独立した運営を容認しており、2つのアプリにFacebookの名を冠していない。しかし、これらのアプリは今後、相互に連携が強化されると考えられる。Facebookは、「Facebook Messenger」、Instagramのダイレクトメッセージ、WhatsAppを利用するユーザーが、アプリを切り替えることなく互いにメッセージを送信できるようにしようと取り組んでいるとみられている。
Facebookが両社を買収したのは何年も前のことだが、InstagramとWhatsAppがFacebook傘下のアプリであることを知らない人も多い。
1日には、米連邦取引委員会(FTC)がFacebookに対する反トラスト調査を開始していると報じられた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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