Facebookは相次ぐスキャンダルに見舞われ、「プライバシーを一層重視したソーシャルプラットフォーム」の構築にフォーカスしようとしている。そうした中、上級幹部2名が退社することが明らかになった。
同社は米国時間3月14日、最高製品責任者(CPO)のChris Cox氏と、傘下のメッセージングアプリWhatsAppを統括するChris Daniels氏が退職すると発表した。
最高経営責任者(CEO)で共同創業者のMark Zuckerberg氏は1週間ほど前に、Facebookはプライベートなメッセージングと短時間で消えるコンテンツにより注力していると述べていた。将来的にFacebookユーザーは公開されたニュースフィードよりも、メッセージングアプリにより多くの投稿をするようになるだろうと同氏は予測した。
Cox氏は、Facebookの上級幹部の1人で、約13年間同社に勤務した。Zuckerberg氏は、Cox氏の退職に関する従業員宛てメモの中で、Cox氏は数年前から何か他のことをする意向を同氏に語っていたが、Facebookの改善を支援するために、2016年以降も同社にとどまる決断をしたと述べた。
Cox氏の後任をすぐに指名する予定はないという。Zuckerberg氏は、Will Cathcart氏がWhatsAppの新しい責任者に就任し、Fidji Simo氏がFacebookアプリを新たに統括することを発表した。
Zuckerberg氏は、「これは、将来に向けてプライバシー重視のソーシャル基盤の構築に取り組むわれわれが、次の章をスタートさせるにあたっての重要な変化だ」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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