Facebook傘下の大手写真/動画共有サイトInstagramの共同創設者であるKevin Systrom氏とMike Krieger氏が、それぞれ最高経営責任者(CEO)と最高技術責任者(CTO)の職を辞任する。
The New York Timesが両氏の辞任を報じたことを受け、Systrom氏が米国時間9月24日夕方のブログ記事で、これを認めた。
Systrom氏はブログの中で、Krieger氏とともに「自分たちの好奇心と創造力を再び探求するために」少し休みをとると述べた。
ともにスタンフォード大学の卒業生であるSystrom氏とKrieger氏は、2010年にInstagramを創設した。その2年後にFacebookがInstagramを10億ドルで買収し、Instagramはその後、月間ユーザー10億人を超えるコミュニティーへと成長した。
Instagramに対する買収金額は、現金3億ドルとFacebook株式2300万株で支払われた。
「Mike(Krieger氏)と私は、Instagramでのこれまで8年間と、Facebookチームとの6年間に感謝している」とSystrom氏は記した。
「従業員数13人の状態から、今では世界中にオフィスを構え、従業員は1000人以上に増えた。その間ずっと、10億人を超えるコミュニティーに利用され、愛される製品を構築してきた。私たちは今、次の章を始める準備ができている」
「自分たちの好奇心と創造力を再び探求するために少し休みをとるつもりだ。新しいものを構築するには、一歩下がって、自分たちの意欲を掻き立てるものを理解し、それを世界のニーズと照らし合わせなければならない。それが私たちの計画だ」
両氏の辞任は、Instagramの未来に不透明感を与えるものだ。同社はこれまで、親会社であるFacebookに降りかかっている頭痛の種の影響をほとんど受けることなく、驚異的な成長の軌跡を維持してきている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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