Androidの場合は、画面上部から下にスワイプすると、よく使う6個の設定アイコンが現在の通知の上に表示され、さらにスワイプすると設定アイコンの数が増える。Wi-FiアイコンやBluetoothアイコンの下のラベルをタップすれば、それぞれの設定ページに移動する。あるいは、小さい歯車アイコンをタップすれば、詳細な設定リストが開く。
iPhoneを使っていて特に不便に感じるのが、ホーム画面の不自由さだ。アイコンはアプリごとに1種類に固定。複数の画面があって、フォルダにまとめることはできるが、自由に配置することはできない。並べ替えができるだけなので、ホーム画面を整理するといっても、その操作は15マスのパズルのようにブロックをスライドして並べていく程度だ。
一方Androidデバイスでは、Android OSデフォルトのランチャーを簡単に取り替えることができる。端末メーカーが取り替えることも多いので、出荷時の状態はいろいろだが、ユーザーがデフォルトから自分の好きなランチャーに取り替えられるのは大きいメリットだ。筆者は「Microsoft Launcher」が気に入っている。片手間のように始まり、やがて本腰を入れて開発されるようになったプロジェクトで、バージョン5のアップデート版が出たばかりだ。
iPhoneでは、ホーム画面に並ぶアイコンは個々のアプリのショートカットであって、それ以上の機能はない。特定のウェブサイトにアクセスしたり、写真や文書を開いたりしたいときは、残念だが、アプリを開いてから探すしかないのだ。
Androidではどうかと言うと、アプリではない個々のアイテムを表したアイコンもホーム画面に置くことができる。筆者のホーム画面には、Excelのワークブックやノートアプリ「OneNote」のページへのショートカット、さらには搭乗券など電子チケットのPDFファイルのショートカットも並んでいる。
AndroidでもiOSでも、右スワイプで開く特別なホーム画面がある。そこにウィジェットを追加しておけば、カレンダー上のアイテム、天気予報、ニュースフィードなどに、よりすばやくアクセスできる。
だが、Android端末なら、メインのホーム画面に直接ウィジェットを追加することもできる。例えば、筆者の今のホーム画面では、中央に「Dark Sky」というアプリのウィジェットがある。現在の日付と時刻が大きい字で読みやすく表示され、その下に4日間の天気予報も並ぶアプリだ。
メールやカレンダー、音楽プレーヤー、クラウドサービスなどのアプリのウィジェットも追加できる。GoogleもMicrosoftもウィジェットは大量に取りそろえていて、Appleでさえ、「Apple Music」プレーヤー用のAndroidウィジェットを提供している。経験から言って、ウィジェットは使いすぎない方がいいが、生産性が大きく上がるのは確かだ。
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