BankMyCellの報告書によると、自分の「iPhone」を下取りに出して新たなApple製スマートフォンを購入するユーザーが減少している。中古デバイスの売買仲介サイトを運営するBankMyCellは、2018年10月から2019年6月までにiPhoneを下取りに出した3万8000人以上のユーザーのデータを収集し、オンライン下取りプロセスにおけるAppleのブランドロイヤルティなどに対する洞察を導き出した。調査によると、6月にiPhoneを下取りに出してサムスン製デバイスに乗り換えたユーザーは18.1%で、同社のこれまでの調査で最高レベルとなった。
この調査によると、サムスンのブランドロイヤルティはAppleよりも高そうだ。「Galaxy S9」からiPhoneに乗り換えたユーザーはわずか7.7%で、92.3%が引き続きAndroid端末を使用しているのに対し、「iPhone X」を下取りに出して別のブランドに移行したユーザーは26.2%だった。
今回の調査結果は、どちらかと言えばAppleやサムスンのブランドロイヤルティの全体像について傾向を示すものとなっている。BankMyCellは同社のサービス利用者のデータをベースにしており、この調査結果はオークションサイトや通信事業者の店舗、Appleを含めた全体的な売れ行きを示すものではないとしている。
Appleにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
調査会社Kantarの米国時間7月17日付けの発表によると、2019年4-6月期の米国のスマートフォン販売台数の36.3%を「iOS」搭載デバイスが占めており、前年同期比2.4%減だった。Androidスマートフォンの販売台数は全体の63.5%で、前年同期比2.5%増だった。
また、調査会社Gartnerが17日に発表したレポートによると、2019年のスマートフォンの世界出荷台数は前年から6800万台(3.8%)減少すると推定される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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