Appleは、「iPod」全盛期にオーディオ番組のサポートを開始し、ポッドキャストを主流へと押し上げた。それから年月が経ち、同社は現在、ポッドキャストにプラットフォームを提供しているだけの状態になっている。しかし今回、同社は「Luminary」「Stitcher」「Spotify」といったポッドキャストサービスに対抗するべく、オリジナル番組の提供に乗り出す計画だと報じられている。
同社は、ポッドキャストの独占権を買い取る計画だという。Bloombergが米国時間7月16日、事情をよく知る情報筋らの話として報じた。記事によると、Apple幹部らが、番組の買い取りについて話し合うために複数のメディア企業に連絡を取ったとのことだが、具体的な企業名は挙げられていない。
Appleはコメントを避けた。
ポッドキャスト事業の成長に伴い、企業各社は独占配信のポッドキャストを手に入れようと模索している。Stitcherは2017年に、同プラットフォームでしか配信されない番組を提供する「Stitcher Premium」サービスを開始している。Spotifyは、2019年2月にポッドキャスト制作会社のGimlet Mediaとポッドキャストアプリを提供するAnchorの買収を発表し、 ポッドキャスト事業に乗り出している。
ポッドキャストサービスを提供するLuminaryは3月、Conan O' BrienやTrevor Noahといった有名タレントが出演する40以上の独占番組を、同社のポッドキャストサブスクリプションサービスで配信することを明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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