大京と大京穴吹不動産は5月10日、スマートロックやAI管理人システムなどを導入した分譲マンション「ライオンズ蒲田レジデンス」をプレス向けに公開した。スマートフォンとも連携する先進のAI、IoT設備を備え、快適な暮らしをサポートする。5月11日からマンションギャラリーをオープンし、5月下旬より第一期販売を開始する。
ライオンズ蒲田レジデンスは、地上7階建てで、総戸数は33戸。京急本線京急蒲田駅より徒歩10分、京急空港線糀谷駅より徒歩9分の東京都大田区西糀谷1丁目に位置する。品川、横浜、羽田などへのアクセスに優れるほか、第一種住居地域で、静かな環境を提供する。
スマートロックシステム「Link×Life×Lock system(リンクライフロックシステム)」や、AI管理システム・スマートインフォメーションボード「AI INFO」を、大京グループとして初導入していることが大きな特徴だ。
Link×Life×Lock systemは、非接触キー、ICカード、スマートフォンから施解錠ができる鍵システム。外出先からスマートフォンで自宅の玄関扉の施錠状態が確認できるほか、エントランスのオートロック近くでスマートフォンを操作すると、オートドアが解錠、自宅の玄関ドアもスマートフォンが鍵となり、スムーズな出入りを実現する。
大京グループでは年間8000件程度、鍵に関する問い合わせを受けており、鍵トラブルは多いとのこと。Link×Life×Lock systemの導入により、鍵の紛失により出入りができなくなるといった、トラブルの回避につながるとしている。
「家事代行サービス」や「見守り&駆けつけサービス」などへの展開も予定しており、アナログキーを預けることなく不在時に家事代行サービスを利用できるなど、安心かつ効率的にサービスを利用することが可能だ。
AI INFOは、掲示板や管理員を通して運営していた、居住者と管理会社の接点をAIによる音声対話機能を組み合わせ、共用部分にデジタルサイネージとして設置するというもの。管理会社からのお知らせなどがディスプレイ上に表示されるほか、スマートフォンアプリも用意し、各自のスマートフォンからも利用できる。ペット飼育の承認などは、スマートフォン上から申し込めるなど、デジタルで完結できる環境を整える。
ディスプレイ内には、AI管理員を配置し、疑問や悩みを対話形式で応答してくれるとのこと。その日の天候や、コミュニティ情報、買物情報といった地域の情報も表示する。Link×Life×Lock systemやAI INFOの使用料は毎月の管理費に組み込まれるとのこと。通常の管理費に比べ、大幅金額アップにはならないとしている。
住居内には、音声コントロールに対応した給湯器を備え、別売のスマートスピーカーと組み合わせれば、お風呂を沸かしたり、床暖房をつけたりすることが可能。スマートフォンからの操作にも対応するため、帰宅前にお風呂を沸かすこともできる。
間取りは1LDK+S(サービスルーム)~4LDKで、専有面積は57.30~84.72平方メートル。販売価格は決定していないが、坪単価300万円程度と見込む。すでに問い合わせは400件を超えており、事前説明会にも約80組が参加しているという。
大京グループの集合住宅では、すでに紙による掲示板からデジタルサイネージに変更しているところもあり、デジタル化を推進中。AI、IoT設備の導入は物件の特性に合わせて進めたいとしている。
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