Googleの親会社Alphabetの傘下にあるWaymoはしばらく前から、米アリゾナ州フェニックスの大都市圏で、自動運転車のタクシーサービス「Waymo One」を展開している。大体の部分でかなりの成功を収めており、1日あたり1000人以上が同サービスを利用している。それでも、Waymoが米国時間5月7日に公開したブログ記事によると、同社は今回このプログラムを拡大して、Lyftユーザーも利用できるようにする準備を整えたという。
具体的には次のような連携だ。Waymoはまず、今後数カ月かけて10台の自動運転車を配備し、Lyftの乗客が利用できるようにする。Lyftのアプリを利用している乗客は、条件を満たす移動の際に、Waymoの自動運転車をオプションで選択できる。ずいぶん簡単に聞こえるが、実際その通りだ。
大手配車サービスのLyftと協力することで、Waymoは自動運転車に初めて乗り込む人が抱くかもしれない不安をいくらかでも取り除けるかもしれない。一方のLyftも、自動運転車の開発で最大手ブランドと言ってもよいWaymoと提携することで、大きく優位に立てる。
このプログラムは当面、フェニックス大都市圏内にとどまる見込みだが、公道での自動運転車に対する規制が整備されるのに伴い、他の地域に拡大し始めることも十分に考えられるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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