自動運転車が路上で広く普及するまでには数十年かかるだろう。そして、その時でさえ、特定の条件下では自動運転はできないだろう。Googleの親会社Alphabetの傘下にある自動運転車企業、Waymoで最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Krafcik氏は米国時間11月13日、このように語った。
Krafcik氏によると、ドライバー不要の自動車は「確かに実現している」が、まだ広く普及する段階には至っていないという。そして同氏は、この業界が今後、どの季節でも、どんな天気でも、どのような条件下でも運転できる最高レベルの運転技術を達成することは決してないだろうと考えている。
そうした完全な自動運転に向かうのではなく、「自律性は今後も、常にいくらかの制約を受けることになる」とKrafcik氏は述べた。
「実に難しい。実際にそうした状況に身を置いて、やってみようとするまで、自分が分からないことは何なのかも分からない」(Krafcik氏)
Waymoは2009年に自動運転車の開発に着手した。Uber Technologiesとの訴訟についてもよく知られている。この訴訟は自動運転技術の窃盗をめぐるもので、大々的に報じられた。
自動車業界とIT業界では、自動運転車がホットな話題だ。トヨタ自動車やFord Motor、Volvo Carsなど、あらゆる自動車メーカーでプロジェクトが進行している。GoogleとUberのほかに、Apple、Intel、Tesla Motorsを含むシリコンバレー大手もこの技術に投資している。
自動運転車はまだ利益を出していないが、それも間もなく変わる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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