気になったのは、パネルとして表示されずポップアップウィンドウとして開くアプリもあることだ(下の筆者のツイートを参照してほしい)。実際に筆者が経験したのは、Netflixを開いてダウンロードを開始し、次に「Googleドライブ」を開いてファイルを見つけようとしたときだった。Googleドライブはパネルとして開くと思っていたのが、意外なことに、ウィンドウ内のウィンドウとして表示されたのだ。まるでピクチャ・イン・ピクチャのようで、全く別のことに集中しているときに、サムネイルとして「Googleマップ」のナビゲーションを表示させる機能に似ている。筆者は先ほどと同じ「ハンドル」を使って、ポップアップしたウィンドウを拡大し、移動させる羽目になった。
Multitasking on the Galaxy Fold seems truly useful, and not every app opens in a strict grid. Google Docs opened as a tiny pop-up, which I expanded here and moved around with the blue "handle" @CNET pic.twitter.com/FY1XPA5YFg
— Jessica Dolcourt (@jdolcourt) 2019年4月16日
Netflixのダウンロード(英国の歴史スパイドラマ「国を売る人」の2話分だった)といえば、映像がスクリーンにきれいに収まらず、拡大表示するオンスクリーンコントロールが表示されなかった。上下の黒い帯しかないのだ。こんなはずではないので、サムスンにはNetflixと協力して、何としてもこのフォーマットの問題に対処してもらいたい。表示設定を探し回って、どうにかアプリを拡大する手もあるが、Netflixの場合はそれも通用しなかった。
デザイン上の3つの決断が、混乱を招いている。まず、用語を定義しよう。
筆者の感想を述べよう。エアギャップは思っていたほど大きくなく、気づきはするが、目立つほどではなかった。Galaxy Foldは両端が磁石でパチッとしっかりとまるので、ここに何かが入り込んで詰まってしまうことはそうそうないだろう。ただし、クレジットカードは簡単に入り込んでしまった。さらにもう1枚入ってしまったが、磁石の力でほとんど動かなかった。
ノッチは不必要に大きく、かなり残念な感じだ。とはいえ、ノッチは歓迎されない一方、必要悪でもあるという表裏一体の関係にあり、どのスマートフォンメーカーもその解決に頭を悩ませている。つまり、どうやってスクリーンを大きくするかという問題だ。サムスンにしても、上部のベゼルの幅を均等に分厚くすればノッチをなくすのは難しくないのだろうが、それではスクリーンが小さくなるか、本体を大きくしなければならない。
あるいは、華為技術(ファーウェイ)の「Mate X」のようなアプローチもある(動画)。大きいカーブを付けて持ち手にし、そこに前面と背面の4基のカメラセンサーを収納しているのだ。だが、このデザインにもトレードオフがある(かさばる部分ができ、折り曲げたときの2つのスクリーンが均等にならない)。
ノッチがとにかく嫌いということなら、表示設定を変えてスクリーンの一部を意図的に暗くすることも可能だ(「Display」>「Full-screen apps」>「Advanced settings」>「Hide camera cutout」の順に選択する)。
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