NTTドコモは4月15日、最大4割安く利用できる新料金プランを発表した。新たに「ギガホ」「ギガライト」を、6月1日から提供する。端末代金と通信料金を分けた、いわゆる“分離プラン”にあわせた料金プランとなる。
新料金プランは、家族間国内通話が無料の音声プラン、spモード、データ通信をワンパッケージにした、データ通信が多い人向けの「ギガホ」、データ通信が少ない人向けの「ギガライト」の2つから選べる。
また、「ファミリー割引」グループ内の家族・親族の数に応じて、自動的に月額料金を割り引く「みんなドコモ割」もあわせて提供する。ファミリー割引グループ内すべてのギガホ、ギガライトに対して、2回線から月額500円、3回線以上なら月額1000円が割り引かれる。さらに、ファミリー割引グループ内で「ドコモ光」が1回線でもあればすべてのギガホ、ギガライトに対して月額最大1000円割引が適用される。
ギガホは、30GBのデータ通信を月額6980円で利用できるプランで、みんなドコモ割(3回線以上)を適用すると月額5980円になる。データ量が30GBを超えてからは、通信速度は最大1Mbpsに制限されるが、従来の128kbpsと比較すると約8倍の速度となっており、ある程度の動画視聴やSNSは引き続き楽しめる。9月30日までに加入すると「ギガホ割」が適用され、最大半年間を月額4980円で利用できる。
ギガライトは、利用したデータ量に応じた料金が2980円から段階的に適用され、最大の7GBを使うと月額5980円になる。こちらも3回線以上のみんなドコモ割で、月間利用データ量が1GB以下の場合は月額1980円となり、従来の料金プランよりも最大4割安く利用できるとしている。なお、NTTドコモ代表取締役社長の吉澤和弘氏によれば、ドコモの全ユーザーのうち約7割が3回線以上を契約、またスマホユーザーの約4割が1GB未満の利用者だという。
吉澤氏は、競合キャリアの料金プランと比較して、値下げの水準が変わらないのではないかという指摘に対し、「みんなドコモ割は、家族や親族などすべての人に割引が適用される。他キャリアも家族割を提供しているが、その場合は非常に多くのデータを使うプランに適用されるため、対象者が限定される。私どもはすべての新しい料金プランの方に適用するので、このあたりはかなり競争力がある」とアピール。
また、分離プランによって端末購入補助がなくなるのかという質問には、「全く補助がないというのは中々お客様も(端末を)お求めにくい。少しでもお求めしやすくするアイデアを検討中。新しいデバイスを発表する際に、同時に補助についてもご説明したい」と考えを明かした。
ドコモでは新料金プランの発表にあわせて、1人で2台利用する際に月額1000円でギガホまたはギガライトのデータ量を利用できる「データプラス」、ドコモケータイの利用者は月額1200円で利用できる「ケータイプラン」、キッズケータイ利用者は月額500円で利用できる「キッズケータイプラン」も発表した。
また、これにともない、「カケホーダイ&パケあえる」のFOMA、Xi料金プランや、「docomo with」などの割引サービス、「月々サポート」「端末購入サポート」などの割引サービスは、5月31日をもって新規受付を終了する。また、FOMA音声プランと割引サービス、iモードは9月30日に新規受付を、FOMAデータプラン・ユビキタスプランと割引サービスは2020年3月31日に新規受付を終了する予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力