新日鉄興和不動産は3月27日、建設中の分譲マンションに、無人コンビニ「600」を設置すると発表した。専用端末へクレジットカードを通し、好きな商品を取り出すだけで、料金は自動で決済される。
無人コンビニを設置するのは、都営地下鉄三田線「板橋本町」駅より徒歩2分の場所に位置する「リビオレゾン板橋本町ステーションサイド」。2019年7月竣工予定で総戸数は95戸になる。
無人コンビニは、高さ175cm×幅60cm×奥行き55cmで、重量約55kgの省スペース。コンセントがあれば設置でき、お弁当から日用品まで、さまざまなカテゴリーの商品を最大600品置ける。
RFIDタグを利用した商品管理を採用し、専用端末にクレジットカードを通し、好きな商品を取り出すだけで、精算は自動でクレジットカード決済。利用者の要望と購買データを元に、商品の売れ行きや利用ユーザーの動向を把握し、データに基づいた商品カスタマイズが可能だ。
専任のコンシェルジュ機能も付き、SNSアプリを通じて、居住者の要望に応じた品揃えのカスタマイズにも対応。リクエストがあれば、土産菓子や果物、多国籍な職場に対応するハラルフードまで補充できるとしている。
新日鉄興和不動産によると、分譲マンションの付帯サービスとして無人コンビニ「600」を設置するのは、今回が業界初としており、すでに、新日鉄興和不動産が現在開発中の物件への導入も決まっているとのこと。マンション居住者の日常の買い物時間短縮といった生活利便性向上への貢献や、多様なライフスタイルへの提案を行っていくとしている。
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