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大企業が“新事業”を生み出す秘訣--「東洋紡×Makuake」が半年で新規事業を創出 - (page 3)

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新事業創出と人材育成の一石二鳥を狙う東洋紡

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東洋紡の楠本敏晴氏

 楠本氏は東洋紡の経営企画部に所属。マクアケの知見を借りながら、新プロジェクト「みらい人財塾」を進めている。クラウドファンディングによる商品化を想定した新規事業を、社内公募によって立ち上げようという狙いだ。

 みらい人財塾は2018年9月にスタート。1チーム5人、合計6チームが編成され、各メンバーは同年11月から約4カ月間をかけて、新規事業案を具体的に作成。期間中、合宿2日を含む全7日間のワークショップが組まれ、マクアケのMISメンバーも加わった。なお、楠本氏の講演は、その事業案の役員社長プレゼンを間近に控えているタイミングで行われた。

東洋紡の「みらい人財塾」
東洋紡の「みらい人財塾」

 みらい人財塾の発案にあたって楠本氏は、「人材育成と新事業創出を同時に行う」ことを目標に掲げ、上長らに評価されたことで実現に至ったと振り返る。「『みらい人財塾で実際に売り上げが出るといっても、数千万円の売上では意味がないだろう』とも言われたが、私は『それでも人が育ちますから』と掛け合った。マクアケのインキュベーション支援は数多くの企業で実施されていて、投資リスクがほとんどないのも好材料になった」と語る。

 社内のアイデアコンテストや人材育成プログラムは、どの企業においてもかなりポピュラーな手法だ。しかし楠本氏は、アイデア止まりではなく「本当に最後まで製品化させる」というリアリティありきのプロジェクトであることが重要なポイントだと語る。

 「『企画はいいんだけれど……』というような玉虫色ではなくしっかりと結果が出るし、私としては『ミニ事業部長』が生まれるのも良い点だと思う。企業は部署ごとに細分化されており、他の事業部のことは知らないという社員が多い。ミニとはいえ、事業部長の仕事にあたっては、開発・生産・販売といった社内部門、事業化プロセスすべてを知らなければならない。それだけの責任が求められる」(楠本氏)

新事業創出と人材育成を同時に進めるのが狙い
新事業創出と人材育成を同時に進めるのが狙い

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