ランドスケイプとベーシックは3月20日、企業データベース「LBC」(Linkage Business Code)と、オールインワンマーケティングツール「ferret One」の機能連携を開始したと発表した。
ランドスケイプのLBCは、日本全国の事業所に11桁の管理コードを採番した企業データベース。企業を階層付けて管理することで、「親会社・子会社」「本社・事業所」など、企業の資本系列関係まで把握できることが特徴。また売上高・業種などの属性項目を付与できるため、効果的な顧客データ管理や分析を可能にする。
LBCでは、企業IPアドレスからの属性付与も可能だという。国税庁が指定する法人番号が付与された企業約460万社のうち、同社がIPを保有している企業数は約20万社のため約5%のカバー率となるが、IPを保有している企業は大手企業が多く、従業員数で換算すると、約6500万人の就業者のうち約2000~3000万人(約30~40%)をカバーしているという。
一方、ベーシックのferret Oneは、ウェブページ作成のCMSやアクセス解析、メール配信、フォーム作成など、BtoBビジネスを展開する企業向けのウェブページ運用に必要な機能を揃えたオールインワンマーケティングツール。2016年のサービス開始以降、300社を超える企業に導入されているという。
今回の機能連携により、ferret One(スタンダードプラン/プロフェッショナルプラン)の利用者は、「お問い合わせ一覧」におけるIPアドレスに基づいた企業名の表示機能が追加され、ウェブサイトを頻繁に訪問するユーザーの所属する企業名の特定が可能になるという。
また、「レポート画面」において、IPアドレス別・企業名別の訪問数の閲覧にも対応する。これにより、企業単位での施策の検討・実施が可能となり、顧客がABM(Account based Marketing)を行いやすい環境を整える。なお、表示できるのは、LBC保有のIPアドレスデータに紐づいた企業名に限るという。
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